【予告】ギネス世界記録™認定「最も深い海洋科学掘削」
- inouenanami
- 9月22日
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地球深部探査船「ちきゅう」は、東北地⽅太平洋沖地震が発⽣した⽇本海溝で、地震による摩擦熱を捉えた2012 年のIODP JFAST 調査域に再訪し、地震後の断層固着回復過程、プレート境界断層浅部のすべりメカニズム、沈み込み帯の物質特性がプレート境界断層に与える影響の解明を⽬的とし、⼤きなすべりが発⽣したプレート境界浅部と沈み込む太平洋プレート上で掘削を⾏いました。プロジェクト名はIODP JTRACKと称されました。
この掘削において、⽔深6897.5m の海底から、さらに980m まで掘削し総ドリルパイプ⻑は7,906m に達しました。これは海洋科学掘削における世界最⻑記録に相当します。
この記録は、JAMSTECにおける海洋科学技術の大きな成果であり、MQJ、ちきゅうにとっても、ドリリングクルーのリエントリーを含む、掘削技術力と、ちきゅうを太平洋の真ん中で定点保持させ、リエントリーをサポートしたマリンクルーの技術力との結晶であり、それがギネス世界記録として認定されれば、とても素晴らしく、我々の誇りに思うところであります。
【予告】2025年9月24日東京国際フォーラムで開催される海洋研究開発機構 報告会
「JAMSTEC 2025」で、ギネス世界記録の認定書の授与式が予定されております。
