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地球深部探査船「ちきゅう」による海洋科学掘削における「最も深い海洋科学掘削:Deepest scientific ocean drilling」ギネス世界記録™の申請について

  • inouenanami
  • 9月22日
  • 読了時間: 2分

2025年 9月 22日

国立研究開発法人海洋研究開発機構

日本マントル・クエスト株式会社


 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸)(以下、「海洋研究開発機構」)は、2024年9月6日より12月20日まで、地球深部探査船「ちきゅう」を用い、国際深海科学掘削計画(IODP: International Ocean Discovery Program)(※1)の航海としてIODP第405次研究航海「日本海溝巨大地震・津波発生過程の時空間変化の追跡(JTRACK: Tracking Tsunamigenic Slip Across the Japan Trench)」を実施しました。この航海の掘削同時検層(※2)の行程において、総ドリルパイプ長7,906mに達しました(2024年12月20日既報)。


 これは海洋科学掘削における世界最長記録と考えられ、その記録の達成は、海洋研究開発機構と、「ちきゅう」を運航する日本マントル・クエスト株式会社の連携による高い技術力の証明であることから、この度ギネス世界記録に申請をいたしました。

 

 今般、以下日時においてギネス世界記録公式認定員より結果発表をしていただく運びとなりましたのでお知らせいたします。

 

日時:2025年9月24日(水)16:00~

(海洋研究開発機構報告会「JAMSTEC2025」プログラム内)

場所:東京国際フォーラム ホールB7 (東京都千代田区丸の内3-5-1)

実施内容:ギネスワールドレコーズジャパン 桐村氏より結果の発表

 

お問い合わせ先:

 国立研究開発法人海洋研究開発機構

(IODP及び本航海について)

研究プラットフォーム運用部門 地球深部探査船運用部

(報道担当)

企画部門 海洋科学技術戦略部報道室

E-Mail: press@jamstec.go.jp   電話:045-778-5690


【用語解説】

 

※1 国際深海科学掘削計画(IODP):2013年10月から開始された多国間科学研究協力プロジェクト。日本(地球深部探査船「ちきゅう」)、アメリカ(ジョイデス・レゾリューション号)、ヨーロッパ(特定任務掘削船)がそれぞれ提供する掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行っている。IODPは2024年9月で終了したが、2025年からは新たに国際海洋科学掘削計画(International Ocean Drilling Programme:IODP3)として日欧を中心としたプロジェクトが始まっている。

 

※2 掘削同時検層:ドリルパイプの先端近くに各種物理計測センサーを搭載し、掘削作業と同時に現場での地層物性の計測を行う調査のこと。

 



 
 
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